ルイ・ヴィトン最新ショーに現れた、日本発建築ブランドの存在感
- 1月22日
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Louis Vuittonの最新メンズコレクションショーにおいて、会場の中心に据えられたのは、従来のランウェイ装置とは一線を画す“建築”だった。その空間を手がけたのが、日本発のホスピタリティ&建築ブランド、NOT A HOTELである。
ショーを統括したのは、ルイ・ヴィトン メンズ クリエイティブ・ディレクターのPharrell Williams。彼のビジョンのもとで設計された建築的セットは、単なる背景ではなく、衣服と思想を支える“もうひとつの主役”として機能していた。
会場となったのは、パリのFondation Louis Vuitton。その空間に登場したガラス張りの住宅構造は、「DROPHAUS」と名付けられた建築的コンセプトを体現するもので、モデルたちはこの建築を取り囲むように歩き、コレクションを発表した。

日本発ブランドが示した、建築とラグジュアリーの新しい関係
NOT A HOTELは、日本各地で建築家との協業による宿泊可能な建築を展開してきた、日本発のブランドだ。“ホテルでも別荘でもない”という独自の立ち位置を掲げ、建築・デザイン・体験価値を一体化させるプロジェクトを手がけてきた。
今回のルイ・ヴィトンのショーでは、そうした思想がファッションの文脈へと拡張された。建築は舞台装置として従属するのではなく、服と同じレイヤーで語られる存在として置かれている。それは、日本発の建築的感性が、世界最高峰のラグジュアリーブランドの文脈においても有効であることを静かに示すものだった。

ファッションショーを「体験」へと変える建築
このショーが印象的だったのは、衣服を見る体験そのものが、空間によって再定義されていた点にある。モデルの動線、視線の抜け、建築の透明性。それらが重なり合うことで、観る側は服だけでなく、思想やライフスタイルまでを含んだ世界観に没入していく。
ファッション、建築、そしてホスピタリティ。異なる領域を横断しながら、日本発のブランドが世界の中心で存在感を放ったこのコラボレーションは、ラグジュアリーの未来像を示すひとつの象徴と言えるだろう。



















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